泌尿器科・皮膚科・内科・腎臓内科・性病科 島崎クリニック

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~シミについて~

こんにちは!高知市の島崎クリニックの院長島崎です。

鏡を見るたびに、顔のシミが気になっていませんか?「どうしてシミができるんだろう?」「市販の化粧品ではなかなか消えないし…」「美容医療ってなんだか怖いな」と、ひとりで悩んでいませんか。そのお悩み、とてもよく分かります。シミは、単なる肌の色素沈着ではなく、自信をなくす原因にもなり得ます。

この記事では、長年皮膚科医として多くの患者様の肌と向き合ってきた私の経験をもとに、シミができる原因から種類、ご自宅でできるケア、そして美容医療まで、シミに関するあらゆる情報をわかりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたのシミがどのタイプなのかがわかり、今日から始められる具体的な対策や、効果的な治療法について理解を深めることができます。

特に、「シミで悩んでいるけれど、どうしたら良いか分からない」「家族のシミが気になって、何か良い方法を教えてあげたい」と考えている方、そして、高知市で皮膚科を探している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


 

シミの正体とは?なぜ私たちの肌にできるのか

 

シミは、紫外線やホルモンバランスの乱れ、摩擦などの外部刺激によって、メラニン色素が過剰に生成され、それが肌に沈着することで現れます。メラニンは本来、肌を紫外線から守るための大切な役割を担っていますが、その生成と排出のバランスが崩れると、シミとして肌に残ってしまうのです。

このメラニンは、皮膚の基底層にある「メラノサイト」という細胞で作られます。メラノサイトは、紫外線の刺激を受けると活性化し、メラニンを生成します。健康な肌であれば、メラニンは肌のターンオーバーとともに体外へ排出されますが、加齢や様々な原因によってターンオーバーが遅れると、メラニンが肌内部に蓄積され、やがてシミとなります。

 

シミの種類を理解して正しいケアを始める

 

一言で「シミ」と言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれ原因や適切な治療法が異なります。自分のシミがどのタイプかを知ることが、改善への第一歩です。

 

老人性色素斑(老人性シミ)とは?

 

最も一般的なシミで、紫外線の影響が最も大きな原因とされています。数ミリから数センチの大きさで、顔や手の甲、腕など、紫外線に当たりやすい場所にできやすいのが特徴です。私の患者様でも、ほとんどの方がこのタイプのシミに悩まれています。

長年の紫外線対策不足が原因であることが多く、若い頃に日焼け止めをあまり塗らなかったり、海や山でレジャーを楽しんだりした経験のある方に多く見られます。また、一度できると自然に消えることはほとんどなく、徐々に濃くなっていく傾向があります。

 

炎症後色素沈着とは?

 

ニキビや湿疹、虫刺され、やけど、かぶれなど、肌に炎症が起こった後にできるシミです。炎症によって肌がダメージを受けると、メラニン色素が過剰に生成され、それが色素沈着となって残ってしまいます。

これは、肌の自然な治癒過程の一部であり、通常は数か月から数年かけて徐々に薄くなります。しかし、掻きむしったり、強い摩擦を与えたりすると、色素沈着がさらに濃くなってしまうことがあるため、炎症部位を刺激しないことが重要です。

 

肝斑とは?

 

肝斑は、頬骨に沿って左右対称に広がる、モヤモヤとした薄茶色のシミです。女性ホルモンの影響が大きく関与しているとされており、妊娠や経口避妊薬の服用、ストレスなどが原因で発症・悪化することが知られています。

肝斑は、一般的なシミとは異なり、レーザー治療が逆効果になる場合があるため、注意が必要です。特に高知市では、日差しが強いため、肝斑の患者様は紫外線対策をより一層徹底する必要があります。肝斑の治療には、トラネキサム酸などの内服薬や、専用のレーザー治療、ケミカルピーリングなどが用いられます。

 

そばかす(雀卵斑)とは?

 

遺伝的な要因が強く、幼少期から頬や鼻を中心に小さな斑点が多数現れるのが特徴です。日光に当たると色が濃くなることがありますが、思春期以降は薄くなることもあります。

そばかすは、遺伝的な体質であるため完全に消すことは難しいですが、紫外線対策を徹底することで新たな発生を防ぎ、濃くなるのを抑えることができます。美容医療では、光治療やレーザー治療が有効な場合もあります。


 

シミを予防する!今日からできるスキンケアと生活習慣

 

シミをなくすためには、できてしまったシミを治療するだけでなく、新たなシミを予防することが非常に重要です。毎日の生活に取り入れられる簡単な予防策をご紹介します。

 

シミ対策に欠かせない!紫外線予防

 

シミの最大の原因である紫外線を徹底的に防ぐことが、シミ予防の基本です。日焼け止めは、季節や天候に関わらず、一年中毎日使用しましょう。顔だけでなく、首や手など、露出する部分すべてに塗ることが大切です。SPFとPAの数値を参考に、日常生活やレジャーなどのシーンに合わせて使い分けましょう。

また、日傘や帽子、サングラスなども併用することで、より効果的に紫外線をカットできます。私が患者様にお勧めしているのは、朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗る習慣を身につけることです。これを毎日のルーティンにすることで、塗り忘れを防ぐことができます。

 

美白効果を高めるための食事と栄養素

 

ビタミンC、ビタミンE、L-システインなどの栄養素は、シミの予防や改善に役立つと言われています。ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑える働きがあり、レモンやキウイ、パプリカなどに多く含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用があり、アーモンドやアボカドなどに豊富です。これらの栄養素をバランス良く摂取することで、体の内側からシミ対策をすることができます。

また、肌のターンオーバーを整えるために、質の良い睡眠を十分にとることも大切です。睡眠不足は肌のバリア機能を低下させ、シミができやすい肌状態を招いてしまいます。

 

摩擦を避ける!正しい洗顔方法

 

クレンジングや洗顔の際に、ゴシゴシと強くこすりすぎるのは厳禁です。摩擦は肌に負担をかけ、メラノサイトを刺激してシミの原因となります。きめ細かな泡で優しく肌をなでるように洗顔し、タオルで顔を拭く際も、ポンポンと軽く押さえるように水分を拭き取ることが大切です。


 

シミ治療を考える!皮膚科での治療法

 

市販の化粧品だけでは改善が難しいシミには、皮膚科での専門的な治療が有効です。当院のような皮膚科では、患者様のシミの種類や状態に合わせて、最適な治療プランをご提案します。

 

レーザー治療と光治療(IPL)の効果とメリット

 

レーザー治療は、シミの原因であるメラニン色素にピンポイントで光を照射し、破壊する治療法です。濃いシミや特定のシミに非常に効果的です。一方、光治療(IPL)は、複数の波長を持つ光を照射することで、シミだけでなく、そばかす、赤ら顔、毛穴の開きなど、様々な肌悩みにアプローチできるのが特徴です。

当院では、レーザー治療や光治療だけでなく、患者様の肌状態を詳しく診察した上で、どちらの治療が適しているかを判断します。レーザー治療の場合、施術後に一時的にかさぶたができたり、赤みが出たりすることがありますが、適切にケアすれば徐々に落ち着きます。

 

ケミカルピーリングと内服薬の併用

 

ケミカルピーリングは、肌の表面にある古い角質を溶かすことで、肌のターンオーバーを促し、メラニン色素の排出を助ける治療法です。他の治療と併用することで、より高い効果が期待できます。

内服薬としては、トラネキサム酸やビタミンC、L-システインなどが処方されることがあります。これらの内服薬は、体の内側からメラニンの生成を抑制する働きがあり、特に肝斑の治療に有効です。

 

まとめ

 

シミは、紫外線や生活習慣、遺伝など、様々な要因が絡み合ってできるものです。自分のシミがどのタイプかを知り、それに合った正しいスキンケアと予防を続けることが、美しい肌を保つための鍵となります。

「美容医療はなんだかハードルが高い…」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では、患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧なカウンセリングを通じて最適な治療をご提案しています。シミの悩みは、ひとりで抱え込まず、ぜひお気軽にご相談ください。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、高知市の島崎クリニックにお気軽にご相談ください。