■ほっと高知6月号~栄養指導の重要性~
現在日本人の死因の上位3位は癌、心疾患、脳血管疾患であり、これらはいずれも生活習慣と密接に関係していると言われています。特に心疾患と脳血管疾患は肥満を基に糖尿病、高血圧さらに脂質異常症などが相まって動脈硬化が促進された結果起こることが多く、近年これら生活習慣病対策として、特定検診、特定保健指導など、活発な予防対策が行なわれています。生活習慣、特に食生活の変化は明らかに疾病構造の変化、あるいは死亡率の変化をもたらしていることが示されており、生活習慣病対策として栄養指導は最も重要なものだと考えられます。栄養指導は正しい食生活、栄養のあり方を習慣として身につけてもらうことを目標に行なわれます。対象者の身体状況、食生活状況をはじめ、生活環境などを可能な限り知り、問題点を明らかにした後、計画を立て、対象者が実施しやすいように指導します。その後は必ず評価を行なって、次の指導に生かしていきます。興味のある方、自己流でいきづまっている方は栄養指導を受けてみてください。